ポケカバブルは何故再び起こったのか②

趣味・雑記

コロナで第2のバブル

行き場を失ったマネーの流入

コロナによって旅行や外食などの需要が蒸発すると共に在宅勤務や休業で時間とお金の使い場所が極端に減ったと思われます。また、突然の不景気で将来不安や生活苦を感じる人たちも多かったのではないでしょうか。

そこで、コレクション・娯楽として、資産としてトレーディングカードが注目されたために減った娯楽需要で持て余したマネーがポケモンカードにも流入したと考えられます。

シャイニースターVは入手困難、過去作も枯れる

2020年のハイクラスパックである「シャイニースターV」は入手困難で速攻プレ値、トップレアのマリィ、リザードンは初動から2万円程度に。

同時期にレギュレーションの変更もあり2019年発売のパックが徐々に廃盤との情報が流れると「ドリームリーグ」や「タッグオールスターズ」「烈空のカリスマ」といったスペシャルアートが人気のBOX、カード類が高騰し在庫が軒並み枯れる事態となりました。この時にプロモリザードンの配布やカナザワセットもありポケセンオンラインは魔境と化していました。

2019年発売のパックは生産増強のおかげや第1のバブルが引いたことで長い間在庫があったにも関わらずのこの結果。

新パックは買えず、再販は即完売

ポケカは対策として「シャイニースターV」などの最新人気商品類は再販を続けるアナウンスをし一旦落ち着くかと思われましたが再販分されるたびに即完売。

次第に再販も追いつかず納期だけが延びるように。

過去パックも一部絶版になった分は再販が無く高騰は続きます。

その中でも新パックは発売されますが発売日完売で高騰の流れは止まらず、「イーブイヒーローズ」では至る所で罵詈雑言乱れるカオスな事態にまで。

現時点でも高騰を続けいつ終息に向かうのかといった状態です。

これ以上生産は増やせないのか?

僕が調べたところ

2019年4月~2020年3月
年間TCG売り上げ(メディアクリエイトより)では

遊戯王  314.94億
デュエマ 288.44億
ポケカ  192.27億
MTG   46.99億

となっており、2019年の時点で遊戯王・デュエルマスターズに迫る規模なのを考えると2020年~21年の生産増強で売上高は上位2コンテンツと同規模程度と考えても良いのではないでしょうか。

売上高から業界トップレベルの生産量であると考えられるので、これ以上のライン増設による生産増強はあまり考えられず、長期にわたる再販で対応していくと思われ、在庫の枯渇は続くと思われます。

増やせない理由としては

長期的な超需要が見込めない

一時的な超需要に対して設備投資をすると需要が減った際に供給過多になると在庫を持つリスクや維持コストなどが重くなり利益を圧迫する可能性があるからです。

今の超需要は投機的な資金の流入による一時的なものだと捉えられ、既に業界トップクラスの生産量・売上高なので売り上げの伸びしろの少なさも相まって、一気に設備投資を加速させることは難しいと思われます。

ブランドや需給調整のため

企業としては利益を最大化するという目的があるのでそのために需給調整をしたり、ブランドを守る必要があります。

供給過多で在庫を大量に余らせ、投機的なマネーが抜ける状況を作るよりは、売り切れるかチャンスロスがない程度に余る生産量で利益が最大化できる付近の需給ポイントを狙い、「売り切れる商品」・「人気」というイメージを損なわないようにするのが良いのではないでしょうか。

カード相場も供給量が多ければ値崩れを起こしブランド力の低下や資産性も一部の面白さとしてやっているプレイヤーやコレクター、投機マネーが離れるので需給調整である程度相場のコントロールもしなければなりません。

実際以前のバブルでは急激な供給により在庫を大量に余らせ、シングルカード価格も一気に下がっています。同時に売り上げも急激に落ち着いたと思われるので、もっと緩やかな均衡価格への調整が企業的には良かったのではと思います。

異常な相場はコンテンツを破壊する

僕が心配する点は、市場規模は伸びしろが以前のバブルよりも少ないのに相場が異常に盛り上がっているため、熱狂が覚めた時のダメージが大きいのではないかという事です。

以前のバブルはまだ成長余力が十分にある状態であったため、人気・認知度・売上の底上げにつながったと思います。実際にショップでの取り扱いは増え、その後も継続し、プレイヤー人口も増えたように感じます。

しかし、現在のバブルは遊戯王・デュエルマスターズと同規模の中で起き、生産増強がしづらい状況であり、プレイヤー人口も多いため投機的な買い占めによってバブル崩壊後のプレイヤー離れが懸念されます。

カードが手に入らずに遊べない、遊ぶことに高いコストが発生する状況が起きることで次第に純粋なプレイヤーが減っていくと思います。残った投機目的で買っているユーザーは熱狂が冷めたあとにはほとんど残りません。

この問題は以前のバブルでも起きましたが、今回は以前よりもプレイヤー人口の伸びしろが少なく、投機的ユーザーからプレイヤーへと変わる数も少ないような気がします。

人気ゆえの熱狂か、はたまた只のマネーゲームか

もしかしたらこれはバブルじゃないのかもしれませんね。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました