カードゲーマーたるものサプライに気を使いデッキの身だしなみを気にするのは当然のこと。そこには十人十色の表現がありこだわりがあるだろう。
しかしながら、近年のサプライの高騰や求めているイメージとの相違、好きなキャラクターのスリーブが無いことで満足のいくサプライセットが構築出来ていないプレイヤーも多いのではないだろうか。
今回はそういった問題の解決のために裏スリーブではない ”本格的自作スリーブ”に挑戦します。
続き→裏スリを超える…!本格自作スリーブに挑戦 自作スリーブ②
”裏スリ”では満足できない
一般的にスリーブを自作するとなると裏スリーブが一般的だろう。
裏スリとは同盟カードをデッキ枚数分か紙にイラストを印刷し、透明スリーブに入れて使用するという簡易的なものであるがそれゆえに作りのチープさや出来栄えが気になるところであり、本格的とは言い難い。
裏スリホロ紙
裏スリ普通紙
クオリティとしては意外と良い雰囲気ではあるが、やはり市販のスリーブと比べると見劣りする印象だ。
裏スリをより上手に作成するポイント
裏スリでもより本格的に作る方法としては
①厚みが中程度の紙を使用する
中厚口・厚口で紙を用意する。
ペラペラの薄い紙だと強度や印刷ノリに不満を感じることがあり、厚すぎるとスリーブとして使うときにキツくなってカードを傷めたり、使用感がイマイチに感じます。
②カットに最善の注意を払う
余白のカットやまっすぐに切れているかは出来栄えに大きな影響を与えます。
この作業は手作業で同じ作業が続くので一番大変な過程ですが個体にばらつきがあると目立つのでなるべく同じ形でカットすることが大事です。
カッターとカッター盤、定規といったアイテムをつかい綺麗に仕上げましょう。
紙質・機材にお金をかける
印刷ノリが良い紙をつかったり、ホログラム加工の紙を使うことで出来栄えは良くなります。
コピー機も型式が古い値段の高いものよりも最新の安いものの方が発色も色乗りも細部の印刷も綺麗に映る場合があるので検討してみても良いでしょう。
コンビニなどの業務用の印刷機はかなり綺麗に印刷が可能でコピー機の購入などの費用も掛からず数十円で印刷できるのでかなりおススメです。
本格自作スリーブ作成開始!
まずはイメージから
作成案①スリーブに直接印刷
スリーブに直接印刷すればいいという安直な案
買い物で貰うビニール袋に文字や絵が印刷してあるのは普通のことなのでスリーブも同じようなものだしいけるだろうという考え。
家電量販店でコピー機を探した結果…
数万だせばいい感じのプラ袋に印刷できるコピー機があるだろうと店員さんに聞いた結果…
「熱で縮むから無理です。あれはシール貼ってます」
とのこと。
納得いかないので調べてみて分かったのは
・熱で縮むため一般のコピー機や素材では難しい
・スリーブなどへの印刷には業務用の物が必要
の様であり、コストが数百万~かかってくるそうなので無理無理の無理という事でした。
印刷専門の業者を調べてみたところ
あきらめきれずに印刷専門業者を当たってみたところ
・単価が数万、最低ロットも大量でコストが高い
・図版の登録が必要で著作権に厳しい
とのことで高コストかつ自由なデザインが選べない様でした。
他にも同人スリーブの作成を受けているサイトの条件をいくつか確認しましたが
・最低ロット数と金額が個人では高すぎる
・裏面のホログラム加工が無い
という感じで、やはりコストの面がネックでした。私が調べたサイトはすべて裏のホロがない素材を使っているため公式の様なギラギラ感が無く、同人スリーブの方がサイズに厚みがある感じで硬い印象です。
公式スリーブは超ハイクオリティ!
今回の結果は惨敗でいかに公式のスリーブがハイクオリティでコストパフォーマンスに優れているかが分かりました。あの完成度で400円は誰も勝てん…
ブロッコリーが出してるスリーブはもろ同人スリーブと同じような作りでホロの光沢とか一切ないけど遊戯王のスリーブはギラギラ感があって力の差を感じますね。
個人でも低コストである程度のものが作れるまであきらめずに次回は別の方法を模索します!
続き→裏スリを超える…!本格自作スリーブに挑戦 自作スリーブ②
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